SEVESKIG で頂くオーダーの革は1.4-1.6mmの革を使う事が多いので、革によっては動きに制限が出てきます。
制限を緩和する為に使用する縫製テクニックに、“蛇腹”、”インボックスプリーツ“があります。
特に身体が大きい方や、レーシングパンツ系にも良く使われるテクニックです。
今回はSPECIAL ORDERで使用した、フルベジステアミリングナッパの革について書いていきたいと思います。
北海道産ステアを使い、たつの市のタンナーさんで天然植物性タンニンでじっくりと鞣しをした革をミリングナッパ加工しています。
あまり聴き慣れない方も多いと思いますが、ミリングとは写真の様に見慣れたシボを出す加工です。
今回は害獣駆除された熊の"皮"→"革"になる工程を書きたいと思います。
まず原皮(毛付き)の状態でタンナーさんに入荷します。
その後、毛抜き作業を行い、塩漬け、鞣し、染色、仕上げといった工程を経て革になって行きます。