1. スライド 1
  2. スライド 2
  3. スライド 3
  4. スライド 4

S/S2024 『IF WE BREAK DOWN THE WALLS』

――SEVESKIGおよび(un)decidedのデザイナー・長野剛識が2024SSのタイトルとして掲げた言葉は、

日に日に混迷の様相を深める戦争を巡る彼の思考が、より純粋でストレートなものへと変化したことを端的に示している。

「同民族間で起こる争いや分断。物理的・心理的な多くの障壁。

もしそれらを取り払うことができたならば、その先に光が見えてくるのではないでしょうか?」

預言や神話、都市伝説といった土着の信仰を常に創作の着想源としてきた長野は、スラヴ民族の伝承や神話に辿り着く。

そしてギャザーやシャーリング、花の刺繍やクロスステッチなど、スラヴの伝統的な民族衣装に見られるディテールを

自身のオリジンであるアメカジと結びつけていった。

たとえば争いによって傷ついた人々の心象風景は、レーザーカットでボロボロに穴の開けられたデニム、

表面の顔料が薬品で剝がされたレザーやクラックレザーのライダースジャケットと、グランジ調のアイテムに昇華されている。

破れた生地を修復するように散りばめられた花の刺繍のひとつひとつは、彼の祈りの言葉に等しい。

AIとの対話によって現実と虚構の境界線を探求することも、ブランドにとっては欠かせないデザインの手法となっている。

Midjourneyを用いた花の画像生成に加え、ChatGPTによるミスリードも敢えてそのまま取り込んだ。

「トラの頭を持った神」や「赤い豹の毛皮を着た魔女」など、AIによってもっともらしく語られる架空の神々の姿が、

nipoalohaとのコラボレーションによるトラ柄のアロハシャツ、

TOLQとのコラボレーションによるヒョウ柄を転写したコーチジャケットやスカジャンなどを通して具象化されている。

ボーダー柄やストライプ柄のアイテムは人と人とを分断する壁や境界線のメタファーとして機能しているが、

赤・青・白からなる汎スラブ色のボーダー柄が解れてフリンジ状になったニット、

あるいは“NO BORDER NO HUMAN”という皮肉なフレーズすらもボーダー柄とともに掠れて消えていく今治タオルセットアップは、

長野が本コレクションに込めた力強いメッセージそのものと言える。

なお、今シーズンはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』ともコラボレーションを行い、プリントTシャツなどを制作。

作中に登場するバリア「A.T.フィールド(Absolute Terror Field)」をイメージして開発した、ナイロン扁平糸を編み上げた

バリアのような素材などもランウェイショーに登場する。

A/W2023-24『PARADE-iteration-』

過度に進行する工業化や加速する資本主義を批判し、自然崇拝やスピリチュアリズムへ回帰しなければ
人類の破滅は間近であると予言する、ネイティブ・アメリカンのホピ族。
あるいは、テクノロジーの発展によって夢と現実の境界が融解し、現実世界が夢に飲み込まれていく
混沌を描き出した筒井康隆小説原作・今 敏監督の長編アニメーション映画『PAPRIKA( パプリカ)』。


SEVESKIG および(un)decided のデザイナー・長野剛識が2023 年秋冬コレクションの制作にあたって着想源としたのは、
テクノロジーによって世界が崩壊するふたつのストーリーだ。


哲学思想やフィクション上のテーマであったはずのキーワードが、昨年来リアルタイムで飛び込んでくるようになった「戦争」
の報道をきっかけに、いつの間にか現実世界での問題意識へと変化し、日々平和について思いを巡らせる中で、
自ずとテーマは決まっていったのだと長野は語る。


ナイロン扁平糸を織り上げたオリジナルの生地は、ホピ族にとって神聖な農作物であるトウモロコシの保存袋をイメージして開発。
「Fourth World」「New World Order」といった伝承に登場する終末思想的なキーワードをAI に入力してイラストを生成し、
ゴブラン織の生地に落とし込んだ。


さらにオリオン座やコヨーテなど、伝承において重要な役割を果たすモチーフを刺繍やプリントで表現。
伝統的な柄のブランケットは今治タオルとのコラボレーションによって再構築した。
また、彼らが信仰する精霊カチーナの衣服に着想を得て、フリンジやレースアップなど、紐状のディテールを多用している。


2023年春夏コレクションの『パーフェクトブルー』に次いで実現した、今 敏監督作品とのコラボレーション。
『パプリカ』の登場人物であるロボ化した時田が、夢と現実の境界で融け落ちていくようなシーンをフリンジで表現。
ホピ族と『パプリカ』の世界観もまたクロスオーバーさせることに挑戦した。
また、場面や設定画がプリントされたT シャツにはすべてAR や3DVFX データが内蔵されており、
スマートフォンを介して動画を再生することができるほか、ファッションショーでは、作中の混沌を彩る有象無象たちが
AR によってランウェイ上に現れる仕掛けを施した。スマートフォンアプリの画面を介すると、
現実のファッションショーが夢のパレードと交差するという、まさに『パプリカ』的体験が待っている。


現実と虚構、バーチャルとフィジカルといった単純な二項対立はもはや成立し得ない。

急速な進化を続けるテクノロジーを疑い、
批判しながらも、自身の創作世界に吸収していく姿勢は、長野が現代社会に抱くアンビバレントな感情の証左とも言える。

A/W2023-24 ONLINE SHOP

SEVESKIG LEATHER

Use this text to share information SEVESKIGでは、国内の食肉用や害獣駆除で獲られ破棄される革のみを使用した純国産のLEATHER COLLECTIONを展開しております。

環境に配慮した植物性天然タンニンを使用し鞣したオリジナルの革で、ジャケット、パンツ、グローブ、アクセサリーなどを制作しております。

SPECIAL ORDER LEATHER

SEVESKIGが作る"SPECIAL ORDER LEATHERS"は他に類を見ないオーダーレザーを作ることが可能。

革の種類、色、質感、オイルの具合、柔らかさ、形、ファスナー副資材を全てオーダー出来る"SPECIAL ORDER"。

※お客様にお持ち頂いたTシャツや、生地などを裏地に使用可能。

基本的にはSEVESKIG DESIGNER自身が裁断、縫製。

制作時は直接お話しさせて頂き、仮縫い後に製品を制作。

SPECIAL ORDER&SHOP VISIT RESERVATION

STREET ADDRESS

(7.S.K.L. LAB)

Park Nova Jingumae 1F, 2-33-5 Jingumae, Shibuya-ku, Tokyo 150-0001


〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-33-5 パークノヴァ神宮前1F

+81-3-6447-0443