「始まりは、1枚のレザーだった。」

国内で捕獲された野生動物の革。 狩猟の副産物として、本来は廃棄されるはずの素材。そこに刻まれた傷やシワは、自然を生き抜いた証だった。 「この一枚から、何を生み出せるのか。」 その問いが、SEVESKIGのものづくりを動かし始めた。 素材が持つ物語を服に変え、カルチャーと縫い合わせる。常識をほどき、新しい価値を纏わせる。 すべては、この一枚から始まった。

「SEVESKIGは、服を“メッセージ”として放つ。」

音楽、アート、映画、ストリート──無数のカルチャーを縫い合わせ、日常に、異なる景色を差し込む。 既成概念は解体し、素材は新たな物語へと再構築する。 それは装いであり、同時に表現であり、挑戦でもある。 服は単なる消費ではなく、人と人をつなぐメディア その想いこそが、SEVESKIGの存在理由だ。

「選ぶ素材には、必ず理由がある。」

国内ジビエレザーは、その象徴だ。 廃棄されるはずだった命の一部を、新しい価値へと変える── それは自然への敬意であり、未来への意志でもある。 デザイナーNORIは、愛用のバイクで日本中を走る。 真夏の照り返しの中、冬の凍える峠道、 時に何百キロも先の町まで走り、工房や産地を訪ねる。 そこには、素材に人生を捧げたプロフェッショナルがいる。何十年も革と向き合ってきた職人、糸一本にまで神経を注ぐ刺繍師、生地を織る音だけが響く古い工場。 目で見て、手で触れ、匂いを嗅ぎ、「これだ」と思える素材とだけ握手を交わす。 そうして生まれる一着には、旅の道のりと人の手の温度が宿る。

「SEVESKIGのコレクションは、常にカルチャーと呼応してきた。」

戦争と平和をテーマに、服に祈りを込めたシーズン。サイケデリックカルチャーを、現代のストリートに溶け込ませたシーズン。古代人類の化石から発想を広げ、文明と自然の関係を問いかけたシーズン。 そこに通底するのは、“時代の空気を翻訳し、再編集する”という姿勢。デザインは単なる装飾ではなく、思想や歴史、そしてこれからの未来像を投影するキャンバスだ。 着ることで、自分の立ち位置を再確認できる。そんな服を届けるために、私たちは創り続けている。

「DESIGNER:NORI」

東京のストリートとサブカルチャーに根ざし、 国内外の経験を経て、2012年にSEVESKIGを設立。 幼少期から音楽と映像に魅了され、 自分の手で何かをつくり、人に届ける喜びを知った。服はその延長線上にあり、今もなお最大の表現手段だ。 「服は自己表現であり、社会へのメッセージである。」 その信念は、ブランドのあらゆる細部に息づいている。

「これからも、境界を壊し、カルチャーを纏い続ける。」

国内ジビエレザーをはじめとするサステナブルな素材を探求し、 世界各地での展示会やコラボレーションを通じて、新しい価値を発信していく。 服を通して、自然や社会との新しい関係を築くこと。 それは、終わりのない旅のようなものだ。 私たちはその旅を、これからも走り続ける。

「そして今、言葉を超えて。」

このページで語ったすべては、SEVESKIGの世界の入口にすぎない。素材に刻まれた傷やシワ、縫い目のひと針、 それぞれに込められた意味を、実際に確かめてほしい。 これまで語った背景も、込められた哲学も、一着の服に凝縮されている。 SEVESKIGのコレクションがあなたの目の前に現れる。気になったその瞬間が、あなたとSEVESKIGの出会いだ。